小児科一般、乳児検診、予防接種などを
おこなっています。周産期医療に携わってきた経験から新生児や乳児の診察を得意とします。
子どもの目を見てコミュニケーションをとりながら診察することを心掛けています。
乳幼児の予防接種について
出産後2ヶ月から予防接種が始まります。
計画的にきちっと接種して、大切な子どもたちの健康を守りましょう。
ご希望がある方には、スケジュールを作成しています。
定期接種のワクチン
国や自治体が乳幼児に接種を強く勧めているワクチンです。
宝塚市に住民票がある人は、無料で受けられます。
他市(兵庫県内)の方も、居住地の市役所で手続きしていただくと当院で接種可能です。
【定期接種ワクチンの種類】
- ・ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- ・小児用肺炎球菌
- ・4種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)
- ・BCG
- ・水痘
- ・MR(麻疹、風疹)
- ・日本脳炎
- ・2種混合(ジフテリア、破傷風2期)
- ・HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)※宝塚市では現在差し控えています。
任意接種のワクチン
接種するかどうかは、摂取を受ける側(赤ちゃんの保護者)に任されているワクチンです。
費用は、自己負担になります。
決して医学的に重要度が低いワクチンという意味ではありません。
【任意接種ワクチンの種類】
- ・ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン
- ・B型肝炎
- ・インフルエンザ
- ・流行性耳下腺炎
◆ロタリックス
ロタウイルス胃腸炎は衛生状態に関係なく、ほぼ100%の子どもが5歳になるまでに1度は感染する病気です。
もっとも重症化しやすい乳幼児の急性感染性胃腸炎です。
日本では、毎年120万人が発症し、8万人近くがロタウイルス胃腸炎により入院していると推測されています。
自費なのでなかなか希望する方も少ないですが、美味しく作ってあるのでしょう、ごくごく美味しそうに飲んでくれました。
一安心です。
◆B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルス保有者(特にHBe抗原陽性者)の体液に接触する可能性が高い方は、あらかじめB型肝炎ワクチンを接種して、免疫をつけておくことが勧められています。
また各国の予防接種ガイドラインにおいても乳幼児、小児の方に幅広く接種が推奨されています。
接種時期について
年間を通じて接種できます。一般的に3回接種することにより免疫を獲得できる確率が高まることが知られているため、接種は原則として3回(初回、1ヶ月目(初回接種後4週)、6ヶ月目(初回接種後20-24週))行います。
◆インフルエンザ
日本のインフルエンザはおよそ、1月~3月を中心に流行期を迎える傾向にあります。ワクチンの効果が期待できるように予防接種にご協力ください。
- 満1歳~12歳まで
- 2回接種
- 満13歳以上
- 1回接種
◆流行性耳下腺炎
一般的におたふく風邪と呼ばれている病気です。かかっても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こすことも多いのでワクチンによる予防が重要です。
毎年約60万人が病気にかかっており、多くの子どもが重い合併症で苦しんでいます。
1歳で1回、1回目の接種後2~4年たったら2回目を接種するのがおすすめです。地域によっては公費助成がありますので、お住まいの自治体にお問い合わせください。