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よくある質問をコチラにまとめました。今後も増やしていくつもりです。


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2007.11.27 インフルエンザワクチンを勧める理由

〜妊娠中及び授乳中の方へ〜

☆インフルエンザワクチン予防接種をお勧めします

【予防接種を勧める理由】
●インフルエンザに対する抗体(抵抗力)を持っていない妊娠中期〜後期の妊婦は、妊娠していない婦人に対してインフルエンザに罹る確立が高いという研究データーがあります
 
●妊婦がインフルエンザにかかった場合、合併症を起こしやすくまた重症化しやすいといわれています。米国予防接種詰問委員会の報告では、妊婦がインフルエンザによる肺や心臓の異常のため入院が必要になる危険性は非妊婦に比べ妊娠14〜20週では1.4倍、妊娠37週以降で4.7倍に増加するとされています。
 
●妊婦がインフルエンザに罹った場合、抗ウィルス剤(タミフル、リレンザ)の服用は胎児に対する安全性が不明であることから「投与しない」とされています。また解熱鎮痛剤は「子宮内胎児死亡」の原因になることがあるため投与できません。
 
【米国疾病管理センター(CDC)のインフルエンザワクチン接種勧告】
インフルエンザによる合併症を起こしえるハイリスクグループの中に65歳以上の高齢者、慢性肺疾患・心疾患を持つ成人及び小児、免疫抑制状態などの成人小児とともに、妊婦(流行期に妊娠12週以降に該当するもの)も含まれる。

【米国予防注射詰問委員会の勧告】
インフルエンザワクチンは、妊娠のどの時期に接種しても安全である。ハイリスク条件を持つ妊婦の場合は妊娠12週未満でも躊躇することなく摂取すべきである。

●授乳中のお母さんがインフルエンザにかかった場合、乳児に感染する確立が高くなります。そのためお母さん、同居する家族への予防接種が勧められています。

●授乳中のお母さんに対する抗ウィルス剤の投与は「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とされています。

●乳児に対するインフルエンザワクチンの予防接種はWHOや諸外国では6ヶ月以上からの接種を勧めていますが、現在の日本では1歳以降となっており、1歳未満の乳児に対しての予防接種はおこなわれていません。

●乳児(1歳未満)がインフルエンザにかかった場合重症化しやすく、入院になる可能性が高くなります。
またインフルエンザ脳炎・脳症を起こす可能性も高くなります。また乳児に対する抗ウィルス剤の投与は「慎重投与」が求められており治療が困難なことが多々あります。


国立感染症研究所による〜妊婦・授乳婦へのインフルエンザワクチン予防接種に対する説明〜

詳しくは国立感染症研究所の インフルエンザQ&A をご覧ください。

インフルエンザワクチンはウイルスの病原性をなくした不活化ワクチンであり、胎児に影響を与えるとは考えられていないため、妊婦は接種不適当者には含まれていません。

しかし、妊婦又は妊娠している可能性の高い女性に対するインフルエンザワクチンの接種に関する、国内での調査成績がまだ十分に集積されていないので、現段階ではワクチン接種によって得られる利益が、不明の危険性を上回るという認識が得られた場合にワクチンを接種するとされています。インフルエンザワクチンの接種とは関係なく、一般的に妊娠初期は自然流産が起こりやすい時期であり、この時期の予防接種は避けた方がよいと考えられます。  

一方米国では、「予防接種の実施に関する諮問委員会(Advisory Committee on immunization Practices)」の提言により、妊娠期間がインフルエンザシーズンと重なる女性は、ワクチンを接種するのが望ましいとされています(Prevention and Control of Influenza. MMWR 2006;55:(RR-10);1-42)参照)。

これまでのところ、妊婦にワクチンを接種した場合に生ずる特別な副反応の報告は無く、また、妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても胎児に異常の出る確率が高くなったというデータも無いことから、予防接種直後に妊娠が判明しても、胎児への影響を心配して人工妊娠中絶を考慮する必要はないと考えられています。  同様に、ワクチン接種による精子への影響もありませんので、妊娠を希望しているカップルの男性の接種にも問題はありません。


授乳期間中でも、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、病原性をなくしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無いため、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。また、母親がワクチン接種を受けることで、乳児へのインフルエンザ感染の予防効果を期待することもできません(Q18、Q21参照)。

授乳期間中にインフルエンザウイルスに感染した場合も、このウイルスは主に気道系の上皮細胞で増殖しますので、血液中にウイルスが存在することは極めて稀です。また、存在した場合でも非常に微量であると言われています。したがって、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられます。

しかしながら、母親と乳児は日常から極めて濃厚に接触しているため、母親のインフルエンザ罹患中には、母乳とは関係のない感染経路によって、乳児に感染する可能性が高いのではないかという不安の声も聞かれます。確かに、インフルエンザは主に飛沫で感染するため、1〜2メートルという近い距離での濃厚接触によって、感染の危険性が増加するというのは事実です。

しかしながら、母乳が乳児にとって極めて重要であるというのも事実です。一方、インフルエンザ患者は発症前からウイルスを排出しているので、母親が体調の異常に気付いたときには、すでに乳児にもインフルエンザウイルスが感染しているかもしれません。もちろん発症後の方がウイルス量は多いので、感染の危険性は増大するという指摘もあります。こういったことから、個々の状況に応じて現実的に対応することが必要でしょう。

少なくとも、赤ちゃんに接触する前の飛沫が付いた際の手洗い、授乳時のマスクなどによりできるだけの予防策をとることは合理的な方法でしょう。なお、抗インフルエンザ薬を使用した場合は、その薬剤は母乳中に移行すると言われており、服薬中に母乳を与えるのは避けることとなっています。